目指せハッピーリタイア

ハッピーリタイアを目指して資産運用をしていきます

賃貸と持家はどちらが得か

私は、賃貸派なのですが、それは、老後をもっと温泉が近いとか温かいとか自分が住みたい場所に移って送ろうと思っており、住宅の売買の手数料を考えると賃貸の方が得に違いないと思っています。ただ、実際どちらが得なのかを深く考えていなかったので、本日はその検討をしてみたいと思います。
 
一般的には、賃貸は持ち家と違い家賃を死ぬまで支払い続けなければならないため持家の方が得という結論になるものをよくみます。
 

また、その試算の前提は、マンションを購入する資金がなくローンをして購入するのか、賃貸として家賃を払い続けるのかの比較となっていますが、私の場合マンションを購入できる資金を持っていますので、一括で支払える資金がある場合は、どちらが得なのかを考えていみます。

資金を使って持家となり家賃を払わないよりも、資金を使って投資をし、それで得た配当分配金で家賃を払う方が、得かどうか。この場合死ぬまで賃貸料を払う必要はありますが、配当金もいただけます。

 
試算の前提は、公平性のためインターネットで出てきた例でやってみたいと思います。
 
新築物件初期費用2600万円(2480万円 諸費用120万円) 固定資産税 10万円/年 管理費修繕積立金 24万円/(2万円/)
賃貸物件 150万円/年(12.5万円/) 更新料6.25万円/年(12.5万円/2年)
配当分配金 83.2万円/年(2600万円の利回り4% 税引後3.2%) 
 
結論としては1年当り費用が、持ち家 34万円(固定資産税+管理費修繕積立金)、
賃貸73.05万円(賃貸+更新料-配当分配金)となり、賃貸が年間30万円ほど損になります。
 今後15年住み続けた場合、450万円の損となりそうです。
 
但し、持家の場合15年後に売却することになります。この場合、15年後のマンション売値はいくらぐらいなんでしょうか。手数料を取られるでしょうから2200万円ぐらいで売れれば手取りで2150万円で、損失が450万円となりそうです。15年で2480万円の9割近くの価格で売れる地域は相当特殊でしょうね。そのためにはリフォーム代もきっと必要でしょうし。よって、売却のタイミングで賃貸派の方が得になると考えられます。
 
一方で、賃貸派の投資リスクはどうみればいいのでしょうか。一般的に不況になれば投資銘柄の価格は下がりますが当然持ち家の価格も下がります。持家というと投資と考えない方が多いと思いますが、実は資金をとこかの地域のたった一つの不動産に投資していることになります。一方投資先としてリート1銘柄を取っても多くの地域の多くの物件に投資していますので、リスクは小さいと考えられます。とはいえ運営会社がつぶれたらとか、いろいろなリスクがあるので、ひとつのリートに投資することなく株・債権・リートに分散投資を心がけていけばリスクは小さくなると考えています。なので減価償却していく分だけ持家の方が不利なのではないでしょうか。
 
ということで、老後、引っ越しをして別のところに住もうと考えていますので、私は今後も賃貸で行こうと思います。
老後の移った先で賃貸を続けるのがとくなのかどうかは、またそのうち考えたいと思います。